日本の年中行事

日本の伝統文化や年中行事を1年を通じて紹介。歳時記

花火の由来や種類、玉屋・鍵屋の意味について

      2017/07/30

割物・花火

毎年夏になると花火大会を見に行くのが恒例となっています。花火は日本人にとって欠かせないもとして、昔から愛されてきました。

花火には色々な種類がありますね。一般的な花火から連続で打ち上げる花火、流れ落ちるような花火など。

今回は花火の由来や種類、花火の時の掛け声「たまや〜」の意味についてご紹介します。

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花火の由来

冠・花火

花火は1年を通じて開催されていますが、8月が特に多い月になっています。

それは、お盆の時期に、霊をなぐさめ、無病息災を祈るために、また納涼に通じるために昔から伝統として続けてられているものなのです。

元々花火の原型は、軍事用の「狼煙(のろし)」だと言われています。日本に伝わったのは1600年(関ヶ原の合戦)頃と言われています。

その後、江戸時代になった頃から、庶民の間に親しまれるようになりました。1733年、大川(今の隅田川)の川開きの時に花火が打ち上げられました。

これが多くの人に人気を集め、今も続く花火大会の始まりになったと言われています。

江戸の町には、有名な花火製造店もありました。

 

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花火の種類

円やハート、連続花火、横に流れる花火など色々な種類があります。

割物

割物・花火

最もポピュラーな花火で、中央から丸く大きく広がる花火です。菊や牡丹という名の花火が代表的です。

  • :たまの真ん中から丸く広がり、菊の花のように尾を引いて広がる
  • 牡丹:中心に芯があり、尾をひかない。点のまま残る

半割物(ポカ物)

冠・花火

長く尾をひく艶やかな花火です。玉がパカッと二つに割れて、中から細工した花火が出てきます。柳のように流れ落ちるタイプもあります。

  • 冠(かむろ):冠菊や冠柳ともよばれている。垂れ柳のように長く尾を引いて夜空に長く残るタイプ
  • 千輪:玉の中に小さな花火がたくさん入っていて、上空で小さな花となって一斉に開く

型物

土星、型物、花火

ハート土星、蝶々などの、絵を描く花火

仕掛け花火

仕掛け花火、ナイアガラ

いくつも連続でくみあわせて打ち上げる花火。

  • スターマイン:いくつもの花火を組み合わせて、連続で打ち上げる
  • ナイアガラ:長く一列に火の粉が流れ落ちる様が、まるで壮大なナイアガラの滝を思わせる

おもちゃ花火

線香花火

個人で手軽に楽しめる家庭用の花火

  • すすき花火:すすきのような火花を勢い良く出す。途中で色が変わる仕掛けが多い
  • 線香花火:はかない火花が日本の夏の情緒を感じさせる。先の火の玉を落とさないように静かに持ち、長く燃やすことを競う

 

花火の時の掛け声「たまや〜」って何?

花火を見ていると、「たまや〜」とか「かぎや〜」という掛け声を聞くことがたまにあります。

これは江戸時代に活躍した花火屋「玉屋」と「鍵屋」が由来になっています。

隅田川の上流と下流に分かれて花火の技を競い合い、見物人が素晴らしいと思った方に掛け声をかけたのが始まりです。

玉屋は失火により江戸を追われてしまいますが、鍵屋は現在まで15代も営業を続けています。

 

最後に

花火の由来や種類、花火の時の掛け後で「たまや〜」というようになったのかについてご紹介しました。

花火大会によって伝統的な花火や毎年新作の花火が登場したりする大会がありますね。キャラクターの顔をした花火を毎年よく見かけます。

世界中で花火は楽しまれていますが、特別な日を盛り上げるためにすることが多く、日本のように花火だけを見に行くということは珍しいようです。

日本の花火技術はトップクラスと言われているので、夏の風物詩として家族でその技術を見に行ってみるのはいかがでしょうか。

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 - 8月の暦