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お正月準備「事納め」とは?2023年はいつ?事八日や食べ物、お事汁について

裁縫の針山

昔の農家は12月に来年のお正月に向けて準備をする時期がありました。それを事納めと言います。

2023年の事納めはいったいいつの日を指すのか?事納めに針供養が行われる地方もありますよ。

事納めと2月8日の事始めの関係、事八日の意味、この時期の食べ物「お事汁」についてもご紹介します。

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事納めとは?2023年はいつ?

事納めとは、昔の農家では12月に入ると作業を締めくくり、道具を片付けて、お正月の準備を始める時期のことを言います。

12月8日が事納めで、来年の2月8日が事始めと言います。毎年同じ日が事納めになることから、2023年も12月8日(金)が事納めです。

これについては以前、針供養という記事で書きました。針供養で有名な寺社も書いています

【関連】針供養の意味や仕方、いつ行われるのか?有名な寺社について

 

一般的には12月8日が「事納め」で、来年の2月8日が「事始め」ですが、逆に12月8日がお正月の準備を始めるという意味で「事始め」で、来年の2月8日が「事納め」とする地方もあります

これらのことを合わせて「事八日」や「事の日」と呼びます。昔は12月13日を「正月事始め」と言っていました。

 

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事八日とは?

裁縫の針山

12月8日と2月8日を「事八日」又は「事の日」と言います。名前の由来は、その日が事を始めたり、終えたりする日となっているからです。

事八日は物忌みと言い、身を慎んで休みとしました。針仕事をしてはいけないということで、この日に針供養となったのです。

豆腐屋こんにゃくなどの柔らかい物に、古い針や折れた針を刺し、神社で納めたり、川に流したりして、裁縫の上達を願う日となっています。

 

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事八日にはお事汁を食べる

お事汁

12月8日や2月8日の「事八日」には、根菜類がたっぷり入ったお事汁を食べましょう。

大根や人参、里芋、小豆、ゴボウ、こんにゃくなどの6種類の具を入れたみそ汁で、食物繊維が豊富な健康食です。

別名「六質汁」と言い、年に2回「事八日」に食べて無病息災を祈ります。

 

まとめ

お正月の準備を始める「事納め」や事始めとの関係、事八日やこの時期の食べ物「お事汁」についてご紹介しました。

現代の事納めと言えば、日用品の手入れや、お正月の段取りを考えたり、カレンダーや手帳を買って新年の準備をする日だとイメージすると良いかもしれません。

折角なので、12月8日に「お事汁」を食べて、無病息災を願う日にしてみてはいかがでしょうか。

【関連】針供養の意味や仕方、いつ行われるのか?有名な寺社について

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