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二十四節気「大雪」とは?2023年はいつからいつまで?冬将軍について

家と道路に雪が積もっている

二十四節気「大雪」が12月上旬にあります。本当に寒い季節に入っていきます。11月下旬に「小雪」があり、そして「大雪」と続きます。

大雪の読み方は「たいせつ」。その意味や2023年はいつからいつまでを指すのか?

この時期に使われる「冬将軍」の意味とは?、時効の挨拶「大雪の候」、七十二候などをご紹介します。

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大雪とは?

ベンチと道路に雪が積もっている

二十四節気「大雪」とは名前の如く、雪がたくさん降る地域が増え、本格的な冬の始まるという意味です。

日照時間が益々少なくなります。

冬型の気圧配置が続くため、風は冷たくなり、熊やカエルが冬眠に入るのもこの時期です。

南天の実が赤く色づき始めるのも丁度このころになります。

 

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2023年大雪はいつからいつまで?

2023年大雪はいつから?2023年12月7日(木)から
2023年大雪はいつまで?2023年12月21日(木)まで(冬至の前日まで)
大雪の太陽黄経255度

例年12月7日頃から12月21日頃が「大雪(たいせつ)」にあたります。

2023年の大雪は、2023年12月7日(木)から。次の二十四節気「冬至」の前日までが「大雪(たいせつ)」です。

太陽黄経が丁度255度の日がそれにあたります。

 

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冬将軍とは?

冬将軍(イメージ)

大雪の時期に日本にやってくるのが「冬将軍」。厳しい寒さを指す呼び方で、正式名は「シベリア寒気団」と言います。

シベリア方面から「冬将軍」が到来し、日本海側には降雪となり、太平洋側では乾燥した冷たい北風が吹き荒れます

12月初旬にも関わらず、2月の大寒の頃と同じくらいの気温になります。気象情報では「真冬並みの寒さ」と表現する時がこれにあたります。

冬将軍の由来は、20世紀初頭にナポレオンがロシアに敗戦した時、その敗因が厳しい寒さだったことから、当時のイギリスの新聞が「極寒将軍に敗れる」と記した記事内容から使われるようになりました。

 

時候の挨拶:大雪の候

大雪の時期(12月7日頃~12月20日頃)に手紙を出す時は、時候の挨拶を「大雪の候」で始めることができます。

大雪の候は、次の二十四節気「冬至」の前日まで使えます。

使用例は「大雪の候」「大雪の折から」「大雪の砌(みぎり)」など。

先程紹介しました「冬将軍」も時効の挨拶に使えます。

 

七十二候

熊の冬眠

二十四節気よりもさらに5日おきに分けることで、日本の気候にあうようにしたのが七十二候になります。

  • 閉塞成冬(そらさむくふゆとなる):天地の気が塞がって冬になる
  • 熊蟄穴(くまあなにこもる):熊が冬眠のために穴に隠れる
  • 鮭魚群(さけのうおむらがる):鮭が群がり川を上る

冬が始まり、熊が冬眠し、鮭が川に上る季節が「大雪」。寒さが伝わってきますね。

 

最後に

ぶり大根と鍋料理

二十四節気の一つ「大雪」の意味や2023年はいつごろか?冬将軍の意味、七十二候などをご紹介しました。

あっという間に12月になってしまい、急に焦り始める時期ですね。大雪から本格的な冬の到来です。

季節の食べ物と言えば、鰤(ブリ)が旬になります。漁が盛んになるのがこの時期。ブリを使った料理や鍋料理などで暖まりましょう。

 

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