土用とは?意味や由来、五行説との関係、期間中にしてはいけないことは?

土用と四季(五行説)

土用と言えば、夏の「土用の丑の日」を思い浮かべる方も多いと思いますが、実は夏だけはなく春夏秋冬の4回土用があるのです。

土用とは?その意味や由来、五行説との関係、「年に4回ある土用、2021年はいつ?」、「この期間にしてはいけないこと」についてご紹介します。

 

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土用とは?意味や由来について

土用は土旺用事の略

土用とは、元々は「土旺用事(どおうようじ)」と言い、それがされ「土用」と言われるようになりました。読み方は「どよう」。

「土旺用事」とは、「土の気がさかんになり事を用うる」=「土の気が盛んになる期間」という意味になります。

※「土」は物を変化させる作用を持ち、「用」は働きの意味

陰陽道の神様の一人「土公神(どくしん)」は土を司る神様で、主に土の中におられます。

その土公神が土を支配している土用の期間は土いじりをしてはいけないとされるようになりました。

 

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土用と五行説との関係

五行説(相克と相生の関係)図

土用は古代中国から伝わった「五行説」が関係しています。

五行説とは、この世の中にある全てのものは「木・火・土・金・水」の5種類の元素(要素)から成り立っているという説です。

この5つの元素がお互いに影響を与え合っていたり、変化したり、循環したりしてバランスを保っています。これを相克・相生と言います。

木・火・土・金・水」5つの要素を四季で当てはめると以下のようにしました。

  • 春=「
  • 夏=「
  • 秋=「
  • 冬=「

しかしこれでは5つのうちの一つ「」が欠けてしまいます。

そこで、それぞれの季節の終わりの18日に「土」と割り当てることで「土用」としたのです。

以上のことから、土用とは、立春、立夏、立秋、立冬の前の18日間のことを指します。

 

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年に4回ある土用、2021年はいつ?

土用と四季(五行説)

立春立夏立秋立冬の前の18日間が土用の期間です。土用の割当てについては太陽黄経に基づき決められています。

  • 「春の土用」:黄経27度〜立夏前日
  • 「夏の土用」:黄経117度〜立秋前日
  • 「秋の土用」:黄経207度〜立冬前日
  • 「冬の土用」:黄経297度〜立春前日

この太陽黄経を2021年の土用の期間に当て入ると以下の通りになります。

  • 冬土用:2021年1月17日〜2月2日
  • 春土用:2021年4月17日〜5月4日
  • 夏土用:2021年7月19日〜8月6日
  • 秋土用:2021年10月20日〜11月6日

※暦の関係上、18日間ではなく19日日間になることがある

各土用の最初の日を「土用の入り」と呼び、最後の日を「土用明け・節分」と呼びます。

季節の全ての物を、土用が変じ替える作用をしていることを意味しています

この中で有名なのが夏土用。夏土用の「丑の日」にうなぎを食べるようになったことが有名になり、今では土用と言えば「夏の土用の丑の日」と言われるようになりました。

鰻が食べられるようになった経緯については平賀源内が関係しています。詳しくは「土用の丑の日」にまとめています。

 

土用の期間にしてはいけないことは?

土用の期間にしてはいけないこと(NG)

土用にしてはいけないことは、土に関係することです。

土は動かすこととは、土いじり、穴掘り、草むしり、建物の基礎工事、柱立て、壁塗り、増改築などです。

  • 建築の基礎工事
  • 修造
  • 柱立て
  • 壁塗り
  • 増改築
  • 井戸掘り(昔はよくあったそうです)

動土(土を動かすこと)や土木工事などに着手することは大凶とされ、壁を破ることも凶であると古来から伝わっていることが、現在にも残っていることから雑節でありながら、選日の一つとなっています。

今でも使われているのは建築関係土木関係の仕事です。

例えば、建築関係では、土用の期間は土を掘り起こすことを避ける場合があることから、土用の期間に入る前に着工しています。

先に着工すれば、途中で土用の期間が来ても、土いじりを継続しても良いとされています。

参考リンク:土用(Wikipedia)

 

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