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寒露とは?2023年はいつからいつまで?この時期の旬の食べ物について - 二十四節気

朝露

二十四節気の一つ「寒露」は漢字で見ると、寒そうで朝晩が朝露がでるほど冷たいというイメージができます。

そのイメージは正解です。

寒露とはどういう意味なのか?2023年はいつからいつまでを指すのか?寒露の時期の食べ物、七十二候についてご紹介します。

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寒露とは?

朝露

二十四節気の一つ「寒露」とは、秋が深まり紅葉も色が濃くなり、朝露が冷たい頃を言います。読み方は「かんろ」。

丁度、北国のナナカマドが真っ赤な実をつける頃です。

朝晩の露の冷たさに身が引き締まりますね。雁などの渡り鳥が北から渡ってくるのもこの時期です。

その年に初めて到来する雁のことを「初雁(はつかり)」と言います。

 

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寒露2023年はいつからいつまで?

2023年寒露はいつから?2023年10月8日(日)から
2023年寒露はいつまで?2023年10月23日(月)まで(霜降の前日まで)
寒露の太陽黄経195度

毎年10月8日頃から寒露と言います(10/8~10/22頃)。2023年は10月8日(日)

この日から霜降(10月24日)の前日までを寒露と言います。

太陽黄経が195度を通る頃。

 

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寒露の食べ物

秋鯖のしめさば

秋の味覚はたくさんあり、どれも美味しいのですが、寒露の頃に食べるのは秋サバ

丁度寒い時期に油がのって美味しくいただきます。

この秋鯖は刺身で食べても良し、締めても良し、塩焼でも、味噌煮でも旨味たっぷりです。

脳にも良いと言われているDHAも豊富に含まれているので、ぜひ旬のこの時期に食べてみて下さい。

その他、秋鮭、柿、里芋なども旬の食べ物です。

 

時候の挨拶:寒露の候

寒露の時期(10/8~10/22頃まで)に手紙を出す時は、時候の挨拶を寒露の候で始めることができます。

寒露の候とは、次の二十四節気「霜降」の前日まで使えます。

使用例は「寒露の候」「寒露の折から」「寒露の砌(みぎり)」など。

 

寒露の七十二候

菊の花

二十四節気よりも5日おきに細かく、日本の気候にあてはまるように分けているのが七十二候です。

  • 鴻雁来(こうがんきたる):雁(ガン)が飛来し始める[10月8日~12日頃]
  • 菊花開(きくのはなひらく):菊の花が咲く[10月13日~17日頃]
  • 蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり):キリギリスが戸の辺りで鳴く[10月18日~22日頃]

ガンが飛んでくるのは見たことがありませんが、キリギリスが鳴くのはよく聞きます。秋が深まっているのを実感する時ですね。

そして秋も深まると菊の花が咲き始めます。また金木犀の季節でもありますね。そんな時期が寒露です。

 

最後に

寒露とはどういう意味なのか?2023年はいつ頃を指すのか?寒露の時期の食べ物、七十二候についてご紹介しました。

これまでとは異なり、カラッとした気候に変わり、朝晩が冷え込んできます。日中は外出にとても良い気温となるので、この機会にお出かけしたいところですね。

秋の気候、虫、花、食べ物などを見たり、聞いたり、食べたりしながら、秋の季節を肌で感じてみて下さい。

 

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