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お彼岸とは?2024年はいつ?意味や由来、何をする日?

お彼岸とは?いつ?意味や由来、何をする日?

お彼岸と言えば、お墓参りの意味が強いですが、実際はどういう意味や由来なのでしょうか?

お彼岸は何をする日?、彼岸の日の調べ方、2024年はいつなのか?について紹介します。

 

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お彼岸とは?意味や由来

お彼岸の時期に咲く彼岸花

お彼岸とは、祖先の御霊(みたま)を供養する日のことを言います。

本来の意味は、7日間に渡って行われる法会(彼岸会)のことを言いました

彼岸の名前は、仏教の波羅蜜多(はらみた)というサンスクリット語を漢語に訳した「到彼岸(とうひがん)」という言葉に由来しています。

彼岸は西に、此岸は東にあると考えられています。

現実の生死の世界から煩悩を解脱し、理想の涅槃(ねはん)※の世界へ至るという意味です。

※「涅槃(ねはん)」というのは、サンスクリット語で「ニルヴァーナ」と言い、「消える、吹き消す、消滅する」という意味があります。

つまり、感情や苦痛、煩悩などが吹き消して消滅した状態、悟りを開いた状態であることを指すことから、お釈迦様が亡くなられた日(入滅)ということになります。

参考:涅槃会(ねはんえ)とは?いつ行われるの?団子まきが行われるのはなぜ?

 

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お彼岸は何をする日?お墓参りをする理由

お墓参り

お彼岸の日は墓参りをする日になります。その理由は以下の通り。

仏教では、川の向こう(彼岸)にあの世である「悟りの世界」があり、こちらの岸(此岸)に自分たちがいる「煩悩の世界」があります。

春分の日秋分の日太陽が真東から昇って真西に沈む日なので、この世とあの世がもっとも通じやすい日とされたことから、この日にご先祖様を供養するお墓参りの日となったのです。

 

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お彼岸の調べ方・条件

蓮の花

彼岸(お彼岸)は1年に春と秋の2回あります。暦の上でのお彼岸は以下の条件になります。

  • 春のお彼岸:3月17日か18日から、23日か24日までの7日間
  • 秋のお彼岸:9月20日か21日から7日間

春のお彼岸、秋のお彼岸ともに4日目を彼岸の中日と言い、この日が春分の日秋分の日の祝日になるように設定されています。

 

2024年のお彼岸はいつ?

(上で紹介した)お彼岸の調べ方・条件を基に、2024年のお彼岸はいつなのか?について計算すると以下のようになります。

  • 春のお彼岸:2024年3月17日(日)〜23日(土)
  • 秋のお彼岸:2024年9月19日(木)〜25日(水)

彼岸の中日(4日目)である春分の日は3月20日(水・祝)、秋分の日は9月22日(日・祝)と、どちらも祝日になっています。

「寒さ暑さも彼岸まで」という言葉がありますが、この時期から季節が穏やかになっていきます。

 

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