三隣亡とは?2023年はいつ?してはいけないことは?

三隣亡(カレンダー)

三隣亡は悪いイメージがありますが、実際はどういう意味なのでしょうか?

三隣亡の意味や由来、この日にしてはいけないこと、調べ方、2023年はいつ?この時期にしてはいけないことついて紹介します。

※2022年については、この記事の最後に残しています。

 

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三隣亡とは?意味・由来

三隣亡(カレンダー)

三隣亡は、元々「三輪宝」と書かれていて、江戸時代の暦には「家建てて良し」と書かれた吉日でした。

しかし現在は全く逆の意味に変更され、火災を起こし、その災が三隣(三件隣り)までを滅ぼす大凶日であるという意味になっています。

読み方は「さんりんぼう」。

Wikipediaによると、暦の編集者が「よ」と「あ」を書き間違えてしまい、それが「良し」から「悪し」という全く逆の意味になり、それが全国に伝わったという諸説を書かれていますが、本当の由来は不明です。

そういう意味からしても根拠のない暦注になっているので、あまり気にしすぎないようにしましょう。

 

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三隣亡にしてはいけないこと

三隣亡にしてはいけないこと(NG)

良くない結果にならないという日であることから、以下のようなことをしてはいけない、見合わせたほうが良いとされています。

  • 建築関係(建築工事・柱立て・棟上げなど)
  • 移転
  • 引っ越し
  • 高いところに登ること
  • 贈り物をする
  • 結婚式・入籍

「三件隣りまでを滅ぼす」という意味を持った選日であることから、建築関係は今でも避ける会社が多いです。

結婚式や入籍は一見関係ないように見えますが、「家庭を築く」「大黒柱になる」という建築に関係する意味を使うことから避けられているようです。

以上のことが凶日であることから、現在でも別の日に避ける人が多くいます。

 

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三隣亡の調べ方

三隣亡の調べ方は、二十四節気節月と十二支のとの組み合わせで求めることができます。

参考:第三章「暦の中の言葉」日本の暦

節月三隣亡の該当日
1月正月節亥の日
2月二月節寅の日
3月三月節午の日
4月四月節亥の日
5月五月節寅の日
6月六月節午の日
7月七月節亥の日
8月八月節寅の日
9月九月節午の日
10月十月節亥の日
11月十一月節寅の日
12月十二月節午の日

三隣亡の該当日は「亥の日」→「寅の日」→「午の日」が4回繰り返されていることがわかります。

現在の新暦に当てはめたのが以下の日になります。

 

2023年三隣亡一覧(月別カレンダー)

2023年の三隣亡一覧です。上の旧暦から現在の新暦に置き換えてみました

2023年の三隣亡
1月12日(木):大明日

24日(火):不成就日、大明日

2月10日(金)

22日(水):仏滅、大明日

3月9日(木):一粒万倍日、不成就日

21日(火):一粒万倍日、天赦日

4月2日(日):一粒万倍日

6日(木):大安

18日(火):大安、大明日

30日(日):大明日

5月17日(水)

29日(月):大明日

6月13日(火):仏滅、大明日

25日(日)

7月11日(火):仏滅、一粒万倍日、大明日

23日(日):大安、一粒万倍日、大明日、不成就日

8月4日(金):大安、一粒万倍日

9日(水):仏滅

21日(月):大明日

9月2日(土)

17日(日):仏滅

29日(金):仏滅

10月15日(日):一粒万倍日、大明日、不成就日

27日(金):一粒万倍日、大明日

11月13日(月):仏滅

25日(土):仏滅、大明日

12月10日(日):不成就日、大明日

22日(金)

表からもわかるように、三隣亡には、悪い日とされる不成就日や仏滅が重なっていたり、良い日とされる一粒万倍日や大安、大明日が重なっていたりする日もあります。

暦は科学的根拠がない迷信なので、考えすぎず、気にしすぎず、参考の一つ程度にして下さい

 

関連:「選日」に戻る

 

三隣亡の過去記事

三隣亡の2022年以前の情報については、下の記事にまとめています。

関連三隣亡とは?2022年はいつ?

関連三隣亡とは?2021年はいつ?

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