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秋分の日とは?2023年秋分はいつからいつまで?彼岸花、時候の挨拶について - 二十四節気

彼岸花

秋分の日といえば、昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。この日を境に夜が長くなります。(春分の日と同様)

どんどん夜になるのが早くなり、最終的に17時(5時)には真っ暗に、寂しさを感じる方も多いと思います。

その秋分の日ですが、他にも意味があります。二十四節気の一つ、秋分の日の意味や2023年の秋分はいつからいつまでを指すのか?

また春分の日の違いや彼岸花の名前の由来、時候の挨拶「秋分の候」についてもご紹介します。

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秋分の日とは?

秋の夕暮れ

秋分の日の意味は2つあります。一つは昼と夜の長さがほぼ同じ長さになることです。

もう一つは、祖先を敬い、なくなった人(ご先祖様)を偲ぶ日でもあるのです。秋分の日は秋のお彼岸の中日にあたります。

「秋分」を天文学的に言うと、太陽黄経が180度の時になります。

 

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2023年秋分はいつからいつまで?

2023年秋分はいつから?2023年9月23日(土祝)から
2023年秋分はいつまで?2023年10月7日(土)まで(寒露の前日まで)
秋分の太陽黄経180度

2023年は9月23日(土)が「秋分の日」で祝日です。ほとんどは23日ですが、たまに22日の日もあります。

「秋分の日」は9月23日だけですが、二十四節気の「秋分」は9月23日から寒露の前日までをさします。

太陽黄経が180度を通る日にあたります。

 

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秋分の日と春分の日の違い

上で紹介した秋分の日の意味2つは、春分の日と全く同じですが、それでは春分の日と比べて違いはあるのでしょうか?

違いといえば、春分と秋分は気温の差が10度以上も違います。秋の彼岸の方が10度も高いのです。

秋分の日を境に日の出も遅くなり、日の入が早くなっていくのです。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉があるように、秋分の日を境に暑さは和らいでいきます。

もう一つの違いといえば、春分は「豊穣」を祈願し、秋分は「実り」を祈願する日です。

春に種を植え、秋に収穫するという日本の伝統や風習から来ています。

春の彼岸、秋の彼岸ともぼた餅やおはぎをいただきます。

 

秋分の時に咲く彼岸花

彼岸花

秋のお彼岸といえば、彼岸花です。茎がすっと長く伸び、花火のような星花びらが特徴の花です。

別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」で有名ですが、「地獄花」「幽霊花」「死人花」という怖い別名もあります。

墓地の近くに咲いていることが多いので、そのような別名がついたのかと思われるかもしれませんが、別の意味もあります。

それは彼岸花の球根には毒があり、土葬時代にお墓を虫や動物に荒らされるのを防ぐために植えられたとされています。

現在でもよく田畑のあぜ道などで見かけることがありますが、これもネズミやモグラから農作物を守るために植えられています。

開花はたった1週間ほど。まるで蝉のようですが、あの鮮やかでインパクトのある花を咲かせているミステリアスな花なのです。

 

時効の挨拶:秋分の候

秋分の時期(9月22日頃から10月7日頃)に手紙を出す場合、時効の挨拶「秋分の候」が使えます。

「秋分の候」が使える時期は、秋分の間だけなので9月22日頃から寒露の前日まで使えます。

時効の挨拶は「秋分の候」の他、「秋分の砌(みぎり)」「仲秋の候」「仲秋のみぎり」なども使えます。

 

秋分の七十二候

七十二候は、二十四節気よりさらに5日おきに分けています。より現在の気候にあうようになっています。

  • 雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ):雷が鳴り響かなくなる
  • 蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ):虫が土の中に入って冬ごもりする
  • 水始涸(みずはじめてかるる):田畑の水がなくなる

晩秋までは夕方に鳴っていた雷がなくなり、秋の訪れを感じさせてくれますね。

今後秋が深まっていくのだなというのをイメージさせてくれます。

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