暦入りのカレンダーなどを見ると「天一天上」と書かれていることがあります。
この「天一天上」とはどういう意味なのでしょうか?
天一天上の意味や2022年はいつなのか?この時期にやると良いことについて紹介します。
※2021年については、この記事の2022年の下に残しています。
天一天上とは?意味・読み方
別名「天一神」と言い、読み方は「てんいちてんじょう」。「選日」の一つ。
十二天将の主将「天一神」という神様は、いつも天と地を往復、八方の方角を運行しており、もし悪い方角があればそれをふさいで守ってくれる方角の神様です。
この天一神は、癸巳(みずのとみ・干支の組み合わせ30番目)の日に西北から天上に帰り、戊申(つちのえさる・干支の組み合わせ45番目)の日まで天上にいて、己酉(つちのととり・干支の組み合わせ46番目)の日から天上から降りて八方をめぐります。
この天上に帰っている16日間を「天一天上」と言い、天一神の祟り(たたり)が無い時期です。
この期間はどの方角に移動しても良い時期になっています。
天一天上にやると良いこと
天一天上の16日間は方角などを気にせず、全てのおいて良い期間になっています。
この時期にやると良いことは以下のような出来事になります。
- 引っ越し
- 旅行
- 休暇
- 外出
- 家の掃除
- 宝くじ
引っ越しや旅行は、方角が大きく変わりますが、この時期はどの角度に移動しても良いことが起こります。
外出・休暇をする場合も同様、方角を気にする必要がありません。
宝くじは好きな方角を決めて、そこにある宝くじ売り場で買うのが良いとされています。
天一神が天上にいる間、他の神様は地上に降りられている時期になります。
その中に「日遊神(にちゆうしん)」がおられるので、この時期に掃除をすることで、運気がガラッと変わる時期でもあるのです。
Wikipediaによると、この時期に家の中を清潔にしなければ、日遊神の祟り(たたり)があるとされているそうです。
注意点としては天一天上の16日間だけあること。
その後、天一神が天上から降りて八方を巡っている時期は、出産(お産)、談判、掛け合いごとを辞めておいたほうが良いとされています。
天一天上の調べ方
- 天上に上る時:癸巳の日(みずのとみ・干支の組み合わせ30番目)
- 天上を下りる時:戊申の日(つちのえさる・干支の組み合わせ45番目)
- 天一天上の時期:癸巳の日〜戊申の日の16日間
天一天上は60日に一度巡ってくるので、1年で見ると6回訪れることになります。
2022年天一天上の始まりと終わり 一覧
2022年は偶数月に訪れます。
天一天上の始まり | 天一天上の終わり |
2月9日(水)〜 | 2月24日(木) |
4月10日(木)〜 | 4月25日(月) |
6月9日(木)〜 | 6月24日(金) |
8月8日(月)〜 | 8月23日(火) |
10月7日(金)〜 | 10月22日(土) |
12月6月(火)〜 | 12月21日(水) |
1年に6回、天一天上の16日間に上で紹介した「やって良いこと」を参考にして、この時期にできることをしてみて下さい。
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2021年天一天上の始まりと終わり 一覧
2021年は偶数月に訪れます。
天一天上の始まり | 天一天上の終わり |
2月14日(日)〜 | 3月1日(月) |
4月15日(木)〜 | 4月30日(金) |
6月14日(月)〜 | 6月29日(火) |
8月13日(金)〜 | 8月28日(日) |
10月12日(火)〜 | 10月27日(水) |
12月11月(土)〜 | 12月26日(日) |
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