霜降とは?2018年はいつ?読み方や時候の挨拶について
2018/01/19
二十四節気の一つ「霜降」というのがあります。初めて聞かれる方も多いかと思います。
文字を見ると「霜(しも)が下りる頃」だとイメージできます。寒くなるのを感じられますね。
では霜降の本当の意味や読み方、2018年はいつ頃のことでしょうか?詳しくご紹介します。
霜降とは?読み方は?2018年はいつ?
霜降とは、寒露の次の二十四節気です。読み方は「そうこう」。寒露の次に霜降となるので、露が凍って霜になると覚えましょう。
霜は、冷たい空気によって大気中の水分が結晶化し、草木の表面や地面が白くなる現象のことを言います。地表の温度が0度以下になると霜が降りやすくなります。
山里に霜が降りるそんな時期が「霜降」です。朝晩の冷え込みが一層厳しくなり、朝昼との寒暖の差ができ、紅葉が鮮やかになっていきます。
霜と言えば霜柱を思い浮かべる方もいるかと思いますが、霜降の「霜」とはまた別の意味になります。
2018年はいつ?
霜降は一般的の10月23日頃をさします。大きくは立冬の前日までをさし、10月23日頃~11月6日頃になります。
では、2018年はいつ頃を指すのかというと、2018年10月23日です。太陽黄経が210度を指す日のことを言います。
時候の挨拶
霜降の時期に手紙を出したりするときは、以下の事項の挨拶が使えます。
- 霜降の候
- 霜降の砌(みぎり)
また似た表現として「初霜の候」も使えますが、どちらかと言うと11月ごろに使われます。
なぜ11月かと言うと、11月は別名「霜降月(しもふりつき)」という陰暦の別称です。そのほか、「霜月」とも言います。
霜=11月を指す言葉が多いのが特徴です。
七十二候
二十四節気よりも5日おきに細かく、日本の気候に合うように分けているのが七十二候です。
- 霜始降(しもはじめてふる):霜が降りはじめる
- 霎時施(こさめときどきふる):小雨がしとしと降る
- 楓蔦黄(もみじつたきばむ):もみじやツタが黄葉する
霜が降りはじめ、小雨がふったりと、冬の訪れが近づいているのを実感できる時期です。朝晩が冷え込み紅葉したり黄葉したりするので、落葉樹が色鮮やかになるのを見ることができます。
朝が冷え込んでいますが、一日だけでも早く起きて、紅葉を見に行くことをおすすめします。紅葉した落ち葉が綺麗に絨毯のように敷かれているを見ることができますよ。
最後に
秋の山は黄色くなったり、赤くなったりと色鮮やかに彩られています。この季節に見られない風流でもあります。
冬は苦手だという方も多いと思いますが、この冬に変わる瞬間は自然はとても美しいので、ぜひこの時期の楽しみとして感じてみて下さい。
以上、霜降の本当の意味や2018年について、この時期の時候の挨拶、七十二候についてご紹介しました。